定額減税−無能政治家のあきれた政策

 定額減税が実施されるらしい。
 一人当たり12000円の支給方式とか、テレビでもやっていた。
 これほど、国民を馬鹿にした政策もないだろう。無能政治家の政策である。
 
 そもそも税金で国民一人当たり1円集めたとしたら日本全体で約1億3千万円集まる。逆に1億3千万円の予算を1億3千万人の国民に均等にばら撒いたら国民一人当たり1円にしかならない。1円もらってうれしい国民はいますか?それと同じでしょう、今回の定額減税は。

 どこのあほ政党がこれを提案したか。以下にその主張を抜粋する。党名は○で置換している。

急激な物価高から生活を守る視点から、○○党が提案し実施を勝ち取った「定額減税」が大きな反響を呼んでいます。規模や減税額、財源などについては年末に行われる税制改正論議の中で決まりますが、前回(1998年2月)実施された定額減税がモデルになります。

 前回、地域振興券をばら撒いて経済効果がなかったことは証明されておりながらまたですか
 国民一人当たり700万円弱の借金があって、これをどうにかしなければならない時期にまた借金を重ねることをどう考えるのか。
 現在の若者とこれから生まれてくる子供達に借金を押し付けるような政策をどう考えているのか。

 バラマキと言う言葉は好きではないが、この定額減税は選挙での集票を目的としたバラマキ以外の何ものでもないだろう。

 アメリカのバブル崩壊で今から暗黒の時期が来る。派遣社員は解雇され、年収200〜300万程度でかろうじて生活していた人々は路上に追い出される。自動車関連の中小企業の倒産も増大するだろう。公共事業に頼っていた土建業も潰れる会社が多くなるだろう。銀行の貸し渋りでまともな経営状態だった中小企業も潰れる所が出てくるだろう。

 真の意味での産業構造の再構築が必要になるであろう。危機は良いきっかけともなる。従来の土建関係の労働者を3次産業や衰退する農業や漁業に振り向ける政策も必要になるかもしれない。そのような現実と将来のあるべき日本を目指して税金をどう使うべきかを検討するのが政治家の勤めであろう。

 糞みたいな政治家が自分達の政権維持のために税金をばらまく!こんな事が許されるのか。ばら撒く税金は我々のものである。こんな事に使うために税金を納めているのではない。国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ!

 今から世の中が不況でどうなるか、この馬鹿政治どもには見えていないらしい。緊張感のない、糞政治家ども。

 これで票が集まったら日本国民も馬鹿であることを証明したことになる。どうなることやら。

 政治に理念がないんだ!その場かぎりの政治。それを許す日本国民。
 “国民のレベルにあった政治家しか現れない。”これは小学校の社会で習ったような気がする。

 我々は今、試されている。我々はこのレベルかと。

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